Processing Technology紙加工の技術紹介

オフセット印刷とオンデマンド印刷の違い

オフセット印刷とは

• オフセット印刷は版についたインキを一度ブランケットと呼ばれるローラーに移し、そのローラーから紙に転写する方式で、版と紙が直接触れないのが特徴です。
• 一般的なフルカラー印刷は、色の3原色C：シアン（藍）・M：マゼンタ（紅）・Y：イエロー（黄）にB：ブラック（墨）を加えたレギュラー4色のインキが重なり合うことで表現されています。
• フルカラーのレギュラー４色では表現できない色は、インキを特別に混合したもの（特色）を使用して表現します。

オンデマンド印刷とは

• デジタルデータを直接出力するため、刷版等の工程があるオフセット印刷に比べて少部数、低コストでの印刷が可能です。そのためオンデマンド印刷は、小ロットの印刷に適した印刷方法と言えます。また、1枚1枚文字・絵柄を変えるバリアブル印刷ができることが大きな特徴です。
• オンデマンド印刷のデメリットとして、広い面積のベタ・アミ・グラデーションはムラが出ることがあり品質の面ではオフセット印刷に劣ります。
• 一枚ごとの印刷位置に微妙にずれが生じる為、仕上がりラインギリギリのレイアウトなどの精密なデザインには向いていないなどがあります。