- 2019.04.26
「平成から令和へ」 という話題でもう一つ
紙通販ダイゲン 村上です。平素のご利用ありがとうございます。
あと数日で、新しい元号となります。
元号が変わる事での、紙の需要や動きについて少し雑談をします。
私は、紙を扱う会社に昭和の時代に入社し、平成の時代で引退かなと思っていましたが、
しぶとくも煙たがられながら、令和の時代に入っていくようです。
そこで、昭和から平成に変わった時の紙の動きをふり返ってみると、今回と随分違う
ように思います。
平成になった時は大変、大変忙しかった。よく紙が動きました。(いっぱい売れました)
なんといっても、今のデジタル環境とは全く違う環境に有り、紙 全盛の時代でした。
情報伝達手段として紙に勝るものはなく、パソコン、ワープロもまだまだ一般に普及して
使われる時代に至っておらず、ましてや、スマホのスの字も見当たりませんでした。
いろいろの印刷物や出版物でニュースや情報を発信しており、文化のバロメーターとして
の高さが、そのまま紙の生産量、消費量を押し上げていました。
今回は、今上陛下の御退位と新天皇陛下の御即位が事前に予定され、準備されていたと
いうことで静かに移行していくとはいえ、紙媒体の動きは前回のような、大きなうねり
はありません。静かに動いているというのではなく、紙媒体そのものが縮小しているの
は間違いのないところです。紙屋と致しましては大変さびしいのですが。
といっても、紙がなくなるわけではありません。一般の印刷物や出版物の減少はあるも
のの、紙の機能や用途がなくなるわけではなく、むしろ、環境問題などで新しい時代に
ふさわしい素材としての紙の価値の輝きが増しております。
平成最後のブログとなりますが、新しい時代を迎えなお一層飛躍するようチャレンジして
いきます。 紙のプロ、紙の道しるべとしてこれからもがんばってまいります。